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モリナガ・ヨウ額装複製画『函館漁港 船入澗防波堤』

¥97,000 税込

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モリナガ・ヨウの土木展 額装複製画 
土木学会誌2022年12月号表紙

『函館漁港 船入澗防波堤』

明治維新以降、日本は西欧列強と肩を並べるべく「富国強兵」を掲げ、国内産業の発展とインフラの整備、とりわけ港の整備に力を注ぎ、横浜、神戸など全国各地で築港が進められました。北の大地の北海道でも、港の整備が進められ、その先陣を切ったのが函館港の改良工事であり、その工事を指揮したのが廣井勇でした。この改良工事が後の小樽港北防波堤建設を始めとした近代的築港へと繋がっていきました。今回は、この函館港の取材に行ってきました。 函館港改良工事は、船の修理のためのドックの整備、市街地の拡張、臨港地区の整備及び函館港内への航行が不便になる漁船係留のための船入澗防波堤の建設に大別されます。今回取材したのは、このうち船入澗防波堤で、今でも建設当時の石積みやコンクリートブロックが残っていました。1899(明治32)年に完成していますので、120年以上供用されていることになります。実は、函館港改良工事の8年前の横浜港築港における防波堤工事において、使用されたコンクリートブロックの1割程度に損傷が見られ、大きな問題となっていました。廣井勇は、コンクリートの品質確保のために、耐海水性の高いコンクリート配合の選定や長期耐久性などの品質管理の実施、密実なコンクリートとするための施工を行っています。これらの函館港改良工事で得られた多くの知見が、その後の小樽港での国内初の本格的な外洋防波堤建設工事に生かされることになるのです。船入澗防波堤は、まさに近代的防波堤の先駆けといえます。


土木学会誌の表紙として、ドボクをいろいろな切り口からイラストにしてご紹介してきた『モリナガ・ヨウの土木展』が、この度、額装複製画になりました。

■各種先着100枚にシリアルナンバーとモリナガ・ヨウ氏の直筆サインが入った作品証明書が付属します。
■サンプル画像にはコピーライト表示がありますが、額装複製画には入りません。
■受注生産のため、お届けまで約1ヶ月ほどお時間をいただきます。
■領収書を商品に同梱します。宛名のご希望があれば、備考欄にご記入下さい。
■印刷:大日本印刷(株)
■この複製画は「プリモアート(R)」で制作しております。「プリモアート(R)」とは繊細な諧調表現が可能な大日本印刷(株)の高精細印刷技術で、複製画、複製絵画をオリジナルに近い色やタッチで忠実再現しており、ご使用方法を守ると長時間変色いたしません。重要文化財や貴重な作品のレプリカ制作にも応用されています。

・額縁について
  色名:ナチュラル
  素材:木製・木地塗装
・額装サイズ(約):高さ593mm×幅777mm 厚み16mm
・絵のサイズ(約):高さ420mm×幅594mm (原画と同サイズ)
・額装時重量(約):2.3kg
・シリーズ全24種

■モリナガ・ヨウ......1966年東京生まれ。イラストレーター・絵本作家。早稲田大学教育学部卒業(地理歴史専修)、漫画研究会に在籍。図解やルポイラストを得意とする。著書に『図解絵本東京スカイツリー』、『築地市場 絵で見る魚市場の一日』(第63回産経児童出版文化賞・大賞)、『モリナガ・ヨウのプラモ迷宮日記』など多数。

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